災害ボランティアセンター
災害ボランティアセンターについて
近年、国内のいたるところで地震や豪雨災害などの大規模災害が発生しています。その際、行政だけでは対応できない被災地の復旧・復興に、ボランティアの皆さんの力が大きな役割を果たしています。
災害ボランティアセンターは、災害時に地域住民の支援ニーズと被災地に駆けつけるボランティアをコーディネートし、地域の復旧・復興の支援を行います。
三鷹市社会福祉協議会は、平成17年に三鷹市と「災害時におけるボランティア活動に関する協定」を締結し、市内で大規模災害が発生した場合は三鷹市からの要請に基づき災害ボランティアセンターを設置します。
災害発生時に円滑な運営を行うため、平時から関係機関や養成講座を受講された皆様と「顔の見える関係づくり」に取り組んでおり、その一環として、運営スタッフ養成講座や設置・運営訓練の実施、勉強会の実施や防災イベントでのブース出展など、様々な活動に取り組んでいます。
災害時には、市民の皆様のご協力が欠かせません。
「ちょっと気になる」「できることから始めたい」という方も大歓迎です。
私たちと一緒に活動してみませんか?
どうぞお気軽にお問い合わせください!
お問い合わせ:みたかボランティアセンター
住所 三鷹市上連雀8-3-10三鷹市上連雀分庁舎1階
電話 0422-76-1271 FAX 0422-76-1273
mail chiiki@mitakashakyo.or.jp
災害ボランティアセンター運営スタッフ養成講座
災害が発生したとき、被災地では「災害ボランティアセンター」が立ち上がり、支援の拠点として大きな役割を果たします。
この講座は、そのセンターの運営を支えるスタッフとして活躍できるよう、必要な知識やスキルを身につけることを目的としています。
講座修了後は勉強会や訓練への参加、防災訓練やイベントでの啓発ブース運営をご案内します。ぜひご協力ください。
勉強会
運営スタッフ養成講座を受講された方や災害ボランティア活動に興味のある方を対象に、年に2回程度の勉強会を開催しています。
勉強会では災害に関するテーマをもとに意見交換を行い、実際の現場で役立つ知識や視点を深めていきます。また、啓発ブースの出展内容など災害ボランティアセンターの平時の取り組みについても検討しています。
意見交換を通じてお互いの経験や考えを共有し合うことで、参加者同士が「顔の見える関係性」を築き、発災時に協力し支え合えるつながりが生まれています。
災害ボランティアセンター設置・運営訓練
大規模な災害が発生したとき、多くのボランティアを受け入れ、被災者のニーズをもとにボランティアの派遣を行うなど被災者支援の拠点となるのが「災害ボランティアセンター」です。
この訓練は、実際に災害が起きた場合に備えて、災害ボランティアセンターをスムーズに立ち上げ、運営していく力を養うことを目的として、想定シナリオに基づいて各担当(受付・マッチング・ニーズ調査など)の役割を実践します。養成講座修了者の皆様にも、スタッフ役・ボランティア役・住民役としてご協力をいただいています。
防災イベント等へのブース出展
災害ボランティアセンターの存在や活動をもっと多くの方に知ってもらうために、勉強会メンバーの皆さんと一緒に、市内の防災イベントなどでブース出展を行っています。
ブースを訪れてくれる市民の皆様とのやりとりの中で、「もしものとき」に備える意識を広めていくことも、私たちの大切な役割です。また、こうしたイベントへの出展は、勉強会メンバーが自分の言葉で「災害ボランティアセンター」について伝える機会でもあります。
「聞く側」から「伝える側」へ――。
一人ひとりの声が、地域の防災力を高めていくきっかけになります。
Mitakaみんなの防災フェスタ(災害ボランティアセンター体験ブース)
令和6年度は災害ボランティアセンター体験ブースを出展しました。災害ボランティアセンターのスタッフ役は勉強会メンバーの皆さんに努めていただきました。
イベントには小中学生や親子連れをはじめたくさんの方が来場され、ブースに足を運んでくれた皆さんは真剣にお話を聞いてくれていました。
子ども向けお仕事体験(災害ボランティアセンター紹介・災害ボランティア体験)
子ども向けのお仕事体験イベントに出展し、災害ボランティアセンターを紹介するとともに、水害を想定した災害ボランティアの体験としてたくさんの子どもたちに「畳の運搬」と「一輪車での土のう運搬」を体験してもらいました。
三鷹市総合防災訓練(災害ボランティアセンター紹介・防災クイズ)
三鷹市総合防災訓練のメイン会場にブースを出展し、災害ボランティアセンターの紹介と防災クイズを実施しました。
姉妹町福島県矢吹町との交流
三鷹市の姉妹町である福島県矢吹町と、災害時における相互協力体制の強化を目的とした交流を定期的に行っています。令和6年度は、矢吹町より関係者の皆様をお迎えし、交流会および災害ボランティアセンターの設置・運営訓練を実施しました。
発災時の災害ボランティアセンターの開設・運営について実際に経験を持つ矢吹町の方々との情報交換は、三鷹市におけるセンター運営の参考として非常に貴重なものです。今後もこうした交流を通じて、災害時におけるセンター運営のあり方、平時の取り組みなどを共に学び合い、いつか来る災害時の円滑なセンター運営につなげていきます。